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効率の良い見学の方法は?を踏まえ、候補となる施設が更に絞れてきたと思います。

そうしたら次は遂に最終段階です。ピックアップした施設へ実際にお試し入居(体験入居)しましょう!

お試し入居とは読んで字のごとく、老人ホームに1泊2日など数日間、寝泊まりも含めて入居者と同様の生活を過ごすことです。

これにより、入居後の生活をより具体的にイメージすることが出来るため、施設選びで失敗するリスクが大きく軽減できます。
※特養や老健、場合によってはケアハウスでは体験入居はありません。あくまでも有料老人ホームやサ高住のみです。

料金は1泊あたり数千円から高くても2万円程度です。1泊1万円だとしても5日で5万円。

5万円の出費となると高く感じますが、今後の生活に大きく関わる重大な問題ですので多少の出費は投資だと思ってください。

 

体験入居で得られる情報は無限大!有効活用するための方法をご紹介します

【見学必須!】老人ホームの質を見極めるポイントなどに留意しながら見学を進めていくと、施設に関するある程度の情報は収集できます。

ですが更に細かい情報となると、これはもう実際に生活してみないとわかりません。

有難いことに老人ホームでは契約前に「実際に入居する」というシステムがあります。

これを有効活用しない手はありません。

今回は体験入居で抑えておくポイントやオススメの入居期間などについてお話します。

 

 

見学では絶対にわからない!こんなポイントを押さえて体験入居しましょう!

家族と体験入居にくる車いすに座った女性

パンフレットだけではわからない情報がたくさんあるため、見学をすることで、その穴を埋めることができます。

ですが見学でも不十分です。

施設での充実した生活を送るためには、見学だけでは埋めきることが出来ない情報がまだまだ多くあります。

【体験入居でしかわからない情報】
◆入居者同士の人間関係
◆夜間の雰囲気
◆入居者の生活リズム
◆スタッフの対応力
◆隣の部屋からの音漏れの有無
などなど…

入居者同士の人間関係は実際に生活してみないと把握できませんが、とても重要な情報です。

隣近所の居室にいる方たちがどのような人なのか。あるいは食堂がどのような配置になっているのか。必要以上に干渉してくる人はいないか。など、あなたの施設生活に色々な意味で影響を与えます。

また、スタッフの対応力を見極めるためにも一役買います。

ナースコールを押してから来てくれるまでの時間や、常に慌ただしく動いていないか。

あるいは、ケアが流れ作業になっていないかなど、他入居者への介護なども含めて見ることで判断材料となるでしょう。

あとは隣の居室からの音漏れです。

滅多にないとは思いますが、隣から壁を叩く音がして眠れないという理由で入居を辞めた方もいらっしゃいます。

老人ホームを選ぶなら『ソフト面』を重視すべし!

 

 

夜間の様子がわかるのは体験入居だけ

夜の住宅街

見学では日中の様子しか見ることが出来ません。しかし、生活というのは夜も含めた24時間の連続です。

日中のアクティブな部分だけでなく、当然夜間の様子も含めて検討する必要があります。そのためにも体験入居というものが重要になります。

例えば、夜間は職員配置が日中より少なくなります。

◆夜間の人員はどのようになっているか
◆アルバイトや警備員だけになっていないか
◆ナースコールを押せばすぐ駆けつけてくれるか
◆夜間に発生した緊急対応は各職種で上手く連携出来ているか  など

また、認知症の方などが声を出して眠れないなどの問題もあります。

実際にありましたが、男性入居者の被害妄想の声があまりに大きく、5泊6日の体験入居を1泊で早々に切り上げた方がいらっしゃいました。

夜間も快適に、そして安心して生活出来るかどうか。

睡眠の質は日中の活動にも大きく影響しましので、こういった事柄もぜひ体験入居で感じ取り、判断材料にしてください。

 

 

体験入居するなら1週間すべし!

私が勧めているのは「体験入居は最低1週間」という点です。

理由としては…

1泊や2泊では職員もあなたのことを「大事な大事なお客様」という特別扱いをするからです。

施設側とすれば、この体験入居で上手くいけば本契約となります。

もちろん既に入居している方も大切なお客様ですが、体験入居の方へは更なるVIP待遇となるでしょう。成約に向けあなたを全力でもてなします。

そのため、体験時と入居後の対応や生活の違いにギャップが生じてしまい、「こんなハズじゃなかった…」と後悔することも。

老人ホームの中身をチェック

そのため1週間過ごしてみましょう。そうすれば次第にVIP待遇も薄れ、他の入居者と同じような待遇を受けることが出来るハズです。

また、職員のシフトも全てローテーションするでしょうから、全てのスタッフの人柄や力量も掴めます。

イベントやレクリエーションも、いくつか参加することが出来ますので、施設での全容が見えてくると思います。

1週間以上生活してみることで体験入居のメリットを最大限発揮することが出来ます。施設選びは大きな買い物ですので、時間を掛けてでもじっくりと考えていきましょう。

施設によって異なりますが、体験入居をする際には健康診断書の提出が必要な場合があります。

いくらお試しといっても、感染症の有無や、施設で受け入れ出来ない疾病を持っていないかなど、他入居者へのリスクも考えてから可否を判断します。

体験入居を希望する際に施設から案内があるとは思いますが、健康診断書を作成するにも日数を要しますので、予めスケジュールを調整しておきましょう。

お試し・体験入居先の老人ホームを探す