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『もう限界・・・すぐに逃げ出したい』
『なんで私ばっかりこんなに頑張ってるんだろう』
『もっと楽しい気持ちで介護したいのに』

親御さんを介護されている方からのご相談もきますが、その胸の内に秘めている悲痛な思いに触れるだけでコチラも心がグラッと揺れることがあります。

1人で全て抱えながら一心にお世話されている方も多いですが、そういった方たちには本当に頭が上がりません。

皆さんが頑張ってくれているお陰で、超高齢社会になっても日本は成り立っているんだと、強く実感します。

管理人

ですが支えているアナタが倒れてしまっては大変です。

在宅介護というのは介護を受ける人だけでなく、介護する側も元気でなければ成立しません。

そこで今回は、在宅で介護されている方たちに向けて・・・

今回の内容
◆緊急時の駆け込み相談窓口
◆気持ちを楽にする方法
◆体を楽にする方法

この3つをメインにご紹介していきます。

これを読むことで、少しでも気持ちが楽に出来たら。体が楽に出来たら。

そして、大切な親御さんに対して、少しでも笑顔で接することができたらと思っています。

【緊急!】もう本当に限界という方の電話窓口

今すぐにでも逃げ出したい。自由になりたい。楽になりたい。

本当にもう限界!というギリギリで頑張っていらっしゃる方もいるでしょう。

そういった方たちに向けて電話相談できる機関がいくつかあります。

いくつか相談窓口があるのですが、そのなかでも介護しているご家族に関わりそうなところを2つピックアップします。

いのちの電話

【公式ホームページ】全国いのちの電話-一般社団法人-

介護に限らず、生きることに疲れてしまったときに話を受けてくれる窓口です。

都道府県ごとに支部が分かれており、支部によって24時間体制のところや曜日・時間に限りがあるところも。

管理人

もし「本当に限界・・・すべてに疲れてしまった」という方は電話してください

相談みたいに何か話さなくても良いです。電話をかけて無言でも良いでしょう。

向こうの相談員もアナタからの電話を絶対に無下にはしません。もし本当に辛かったら、ダイヤルしてみてください。

他にも・・・

電話以外の相談方法
◆インターネット相談(メール)
◆対面相談

電話以外にも相談の手段があることも。

誰かに気持ちを話すだけで心って本当に軽くなるものです。

認知症の人と家族の会

【公式ホームページ】認知症の人と家族の会

認知症の方を介護している人であれば、もしかしたら聞いたことがあるかもしれません。

認知症の方を実際に介護していた「先輩」たちで発足された会ですが、そこにも相談できる電話窓口があります。

いのちの電話と同様、都道府県ごとに支部が分かれており、日頃の介護の不安や愚痴、緊急的な連絡にも対応しています。

管理人

ここにも「もう介護が限界・・・」という逼迫した相談がよくくるそうです

会の知り合いから話を聞くのですが、それこそ親子で一緒に命を絶とうと考えている方や、親を山に置いていこうと本気で思い悩んでいる人など、思い詰まってどうすることもできず、決死の思いで電話してくる人たちもいるそうです。

電話を受けてくれる相談員も以前はアナタと同じ境遇にいた人です。

アナタの状況やベストな行動などを少し離れた視点でアドバイスしてくれるでしょう。

気持ちを楽にする方法①誰かに相談する

続いて介護生活を精神的に楽にする方法について、いくつかご紹介していきます。

管理人

気持ちをリフレッシュするには誰かに話すのが1番効果的です

辛くなってきたとき、そうでなくても何気ない日常や気持ちを誰かに話せていますか?

話せる相手はいますか?

こういった人がいるといないのでは精神的な余裕が全く変わってきます。

管理人

自分の気持ちを誰かに話すだけで気持ちは本当に軽やかになります

もしアナタが気兼ねなく話せる相手がいないと思っても、周りには意外と味方になってくれる人がいます。

身近にいる相談相手
◆担当のケアマネジャー
◆地域包括支援センター
◆認知症の人と家族の会
◆民生委員
◆親戚

こういった方たちがいると思いますので、もし気持ちを吐き出せそうなときがあれば、少しでも構いません。

何気ない日常を伝えるだけでも向こうは察知して話を聞いてくれます。

担当のケアマネジャー

介護保険サービスを使っているのであればケアマネジャーがついているでしょう。

ケアマネの性別や相談援助のスキルにもよりますが、もし普段の悩みを伝えられそうなら話してみてはいかがでしょうか?

管理人

家族への支援もケアマネジャーの大切な仕事の1つです。

ご本人を大切に介護してくれているアナタが悩んでいることがあるならば耳を傾けてくれます。

訪問や電話連絡も頻繁にあるので、もし話せるような関係性にあるなら少しで構いません。介護生活での不安や悩みを話せるとよいでしょう。

地域包括支援センター

こちらは在宅で生活する高齢者の相談窓口です。私の勤務先でもあります。

管理人

地域包括支援センターにも介護で悩むご家族からの相談がきます

なかには『辛すぎて今にも死にたい、、、』という深刻な相談も。

包括であれば相談者からの話を傾聴するだけでなく、なにか使えそうな社会資源や介護者が楽になれる方法など、いろんな引き出しを持っています。

いまの状況を少しでも楽にするためのノウハウが包括にはたくさんあります。

電話・来所どちらでも構いません。来所であればパーテーションで区切った空間があるので周りの目を気にすることなく話せるでしょう。

管理人

「なんとなく誰かに話したくて来た」という在宅介護に思い詰まった方が、結局3時間ほど話し込んで帰っていったエピソードも実際にありました

相談は電話でも受け付けています。また、一方的にダーッと話しても構いません。

地域包括支援センターは全国どの地域にも必ずありますので、連絡してみてはいかがでしょうか?

認知症の人と家族の会が主催するイベント

さきほどの認知症の人と家族の会ですが、電話相談だけでなくイベントも主催しています。

認知症の人と家族の会が開くイベント
◆在宅で介護する人たちが日頃の悩みや不安を話し合う
◆認知症の専門医から相談が受けられる
◆講演会 など

地域にもよりますが、色々なイベントが開かれています。

管理人

似た境遇の人たちが集まるので、アナタの辛いお気持ちを理解してくれますし、別の解決策なども出てきます

会の人たちも以前は認知症の人を介護していました。また、会に来ている人もアナタと同じく介護に思い悩む人たちです。

こういった会のイベントに参加することによって、、、

会に参加することのメリット
◆同じ境遇の人と知り合いになれる
◆先輩たちから思いもよらなかったアドバイスや考え方を教えてもらえる
◆認知症の専門医から話が聞ける

こういった副産物がありますので、もし可能であれば参加することを強くオススメします。

役所や地域包括支援センターに問い合わせればイベントなどの情報があります。

民生委員

皆さんの地域にいる頼れる存在である民生委員。こういうった人に話すことも1つでしょう。

民生委員であれば地域のことはよく知っているでしょうし、相談したあとも気にかけ家に来てくれることも期待できます。

管理人

近い存在だから逆にイヤ、、、という方もいますが、話し相手としては心強い存在です

アナタの地区を担当する民生委員に、もし可能であれば話してみるのはいかがでしょうか?

介護サービス事業所のスタッフ

ヘルパーやデイサービス、ショートステイなど介護保険のサービスを実際に使っているのではないでしょうか?

こういった事業所のスタッフに話すのも良いです。

スタッフであればご本人の普段の様子も知っていますし、プロから見た視点や考え方などにも触れることができます。

◆ヘルパーがきてサービスを提供した後
◆デイサービスやショートステイのお迎えのとき

ふとした時に少しずつ話していくと、次第に心置きなく話せる存在になっていくでしょう。

管理人

何かあったときに気軽に話せる相手というのは非常に心強い存在です

こういう人がいるいないでは在宅で介護する上で大きく異なります。

色んなサービスを使っていればいるほど気軽に話せそうなスタッフ、時間を割いて耳を傾けてくれるスタッフの数は増えます。

まずはほんの少し、一言二言でも構いませんので話してみるのはどうでしょうか?

話せそうな親戚

既に探しているかも知れませんが身内の存在はやはり大きいです。

仮に遠方だとしてもご本人やアナタと親交のある親族であれば、耳を傾けてくれるでしょう。

◆財布がなくなったことを自分のせいにされる
◆夜も起きてブツブツ言ってるから夜も寝れない
◆近くに兄弟もいるのに手伝ってくれない。なんで私だけこんな辛い目に会わなきゃいけないの?

などなど、積もる話があるでしょう。

お身内であるからこそわかる話もあります。もしかしたら経済的な援助もしてくれるかもしれません。

話してみることで事態が良くなることも沢山あります。逆に、話してみないと一向にそのままの辛い状況が続くかも知れません。

管理人

アナタも頭では十分に理解していると思いますが、「1人で抱え込まない」ことが在宅生活を続けていくうえでの何よりのポイントとなります

ケアマネ、包括、近所の人、お身内、誰でも構いません。

もし本当に行き詰っているのであれば、話してみてはどうでしょうか?

気持ちを楽にする方法②みんなが行っているストレス解消法

ずーっと自宅で介護するのも辛いです。

小さな子供を家でずっと見るのが辛いのと同じように、大切な家族の面倒でも、それが続くとなると限界が来てしまいます。

実際に介護している人たちは、どうやってメンタルコントロールをしているのでしょうか?実際に聞いた話を挙げていくと、、、

みんなが実践しているリフレッシュ方法
◆ぼーっと音楽を聴く
◆美味しいご飯を作る
◆友達とランチへ出かける
◆時間の許すかぎり寝る
◆銭湯でゆっくり過ごす
◆ジムで汗を流す
◆ちょっと高いお店でご飯
◆美容院へ行く
◆カラオケで思いっきり熱唱
◆散歩・ジョギング
◆遠くへドライブ  など

みなさん、それぞれに自由時間を満喫しているそうです。

色んな方から話を聞いていると、こういったリフレッシュができるか否かで心の余裕や表情が全く違ってきます。

管理人

自由時間に「これをやろう!」と決めて楽しんでいる人ほど、話していても余裕を感じられます

介護生活にメリハリを持たせることで、普段の介護もそこまで辛くなくなるでしょう。

ショートステイやデイサービスの合間などを有効活用できると良いでしょう。

【お悩みコラム③】夫がデイサービスを拒否するため自分の時間が持てない

身体を楽にする方法

介護生活は精神面だけでなく肉体的にも大きな負担がありますよね。

ご高齢の方や持病のある方であれば、ふとした時にどっと疲れがくることも尚更あるのでは?

ここからは、在宅介護をしていくうえで介護者の肉体的な負担を減らす方法についてご紹介していきます。

介護保険サービスをもう1度見直してみる

これはケアマネと何度も協議しているかも知れませんが、場合によっては負担が軽くなる策があるかもしれません。

管理人

自分がいま何に1番負担を感じているのか?それを基準にサービスを入れていくのが良いです

◆夜の排せつや声出しで十分な睡眠がとれない
◆外に出ていってしまうため常に目を配る必要がある
◆トイレに連れていくときに腰にくる など

各家庭で介護の方法はバラバラですので、負担に感じるポイントもさまざまです。

例えば夜間の排せつ介助が辛いのであれば、定期巡回型サービスを検討してみるのも良いでしょう。

管理人

ご本人の変化によって介護者の負担感も変わってきます。サービスの内容をケアマネと細やかに話し合うことで負担を極力減らしていきましょう

【お悩みコラム⑤】徘徊を続ける認知症の親の介護に疲れた

介護保険外のサービス・自治体独自のサービスも活用する

在宅生活を続けていくうえで、介護保険のサービスだけでは賄いきれない部分も多くあります。

そういう時のために介護保険外・自治体独自でサービスを用意していることがあるので確認してみると良いでしょう。

【例】介護保険外・自治体独自で行っているサービス
◆認知症の人が不穏になったときの声掛け・見守りのためのホームヘルパー
◆認知症の人が徘徊したときのGPS探査機
◆玄関などに設置する見守りセンター
◆病院受診の送迎や同行まで行ってくれる福祉タクシー
◆糖尿病食・塩分制限の人でも食べられる配食サービス
◆排せつ物がでると感知して知らせてくれる装置
◆訪問美容・訪問理容

それ以外にもおむつの支給やタクシー代の一部負担など、経済的な支援をしている自治体も。

非常に細やかく揃っている自治体もあるので、どのようなサービスがあるのかケアマネでも全て把握していないことも。

管理人

「福祉ガイド」のような名前の冊子に記載されている場合が多いので、まずはどんなサービスがあるか調べてみると良いでしょう

介護保険と介護保険外・自治体独自のサービス。この3つを組み合わせることで、今よりグッと介護が楽になるでしょう。

施設を検討してみる

『まだ施設に入るには早いだろう』
『本人が拒否しているから今は無理だ』

などと考え、老人ホーム探しを先送りにしているご家族は多いです。

管理人

しかし入居は思ってもいない突然のタイミングで訪れることも!

「まだ大丈夫だろう」。そう思っていると、ある日急変して介護度が一気に上がるなどの変化が見られることも。

そういった時にバタバタと施設を探すのも非常に骨が折れるでしょう。

今まで出来ていたことも難しくなり、介護者の負担はより強まります。そのなかで施設探しやケアマネと今後の方向性を協議したり、、、などなど、やるべきことが次から次へと出てきます。

管理人

もしもの時に備えて候補となる老人ホームを探しておくと良いでしょう

老人ホームを検索できるサイト

体験入居や1泊2日のお試し利用ができる老人ホームもあります。

万一に備えて、今のうちから候補となる老人ホームを絞っておくことが心の余裕にも繋がります。