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『夫婦で入れる老人ホームってどんなところがあるんだろう?』
『探すときにどんな所に気を付けたら良いの?』
『費用っていくらくらい掛かるんだろう?』

場合によってはご夫婦で一緒に老人ホームに入ることを考えている方もいらっしゃいます。

そういったニーズも高まってきているので、実際に夫婦部屋を用意している老人ホームもチラホラみられます。

管理人

今回は夫婦で入れる老人ホームの探し方や費用についてご紹介していきます。

これを読むことで、

◆2人で入れる老人ホームを効率的に探せるようになる方法
◆ご夫婦が入居後も快適に過ごせるための留意点
◆実際に夫婦で入った先輩たちの失敗談から学ぶ施設選びのポイント

こういった点がわかります。

住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅が有力候補

老人ホームにも色々なタイプがありますが、どういった種類から絞っていくのが良いでしょうか?

管理人

その最有力は住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の2つになります

夫婦で同じ部屋の老人ホームに入ろうと思った時は、この2つに絞って探すのが最もスムーズです。

理由としては以下の通りです。

2つの施設をオススメする理由
◆ほとんどの施設が夫婦部屋を用意している
◆介護度に応じてサービスを外付けするため、あらゆる介護度に対応できる→介護度が異なっても入居可

夫婦部屋の多さと、夫婦で(将来的なことも含め)介護度が異なっても入居できるのが特徴です。

管理人

この2つの老人ホームがどんなところか知りたい方は下のリンクをご参照ください

住宅型有料老人ホームとは?介護付きとの違いも併せてご紹介

サービス付き高齢者向け住宅とは?メリット・デメリットもご紹介

特に2番目の「介護度が違っても入居可能」なところが便利で、他の老人ホームでは同じような状態を維持しなければ夫婦での生活が続けられません。

しかし住宅型・サ高住では介護などのサービスを必要に応じて外部から導入するシステムを採っているので、自立~要介護状態まで幅広く対応ができるのです。

管理人

ほかに候補を挙げるとすれば介護付き有料老人ホームも良いでしょう

ほとんどの介護付き有料老人ホームでは、要介護1~5の認定を受けていることが入居の前提になります。

もしご夫婦ともに要介護1~5の認定があるなら介護付き有料老人ホームも候補に入れると良いでしょう。

他の老人ホームでは夫婦で入ることが難しい理由

他にも老人ホームは色々な種類があります。

◆特別養護老人ホーム
◆介護老人保健施設
◆ケアハウス
◆グループホーム

こういった施設でも実際にご夫婦で入られている方はいらっしゃいます。

しかし結果的に上手く入れただけで、2人で同時に狙って入居、、、というのはとても難しいです。

理由としては2つ

夫婦での入居が難しい理由
◆夫婦部屋を用意していない(あってもごく少数)
◆介護度の変化によって退去することがある

特に最初の「夫婦部屋を用意していない」ことが最大の理由です。

特養や老健では2人部屋がある施設も多いのですが、特養の場合そもそも2人分も空床になっていることが稀です。

また、老健の場合は空床があって入れたとしても3~6か月で退去となるので長期利用が難しいのが現実。

ケアハウスやグループホームも介護度が軽い(要支援1~要介護2くらい)場合は良いですが、それ以上高くなると退去となるケースがチラホラ。

管理人

運よく入れたとしても、ご夫婦どちらかの介護度が重くなったことで退去、、、ということも十分考えられます

そのため、始めから住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅に絞った方が良いでしょう。

夫婦で入ると費用はどれくらいになるのか?

家族

夫婦で入ると毎月どれくらいになるのかしら?

気になる費用の面ですが、例えば住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に入居した場合、純粋に×2倍した金額よりも少し安くなります。

例えばサービス付き高齢者向け住宅で生活する場合、1人とご夫婦ではこのような違いがあります。

項目 1人部屋 夫婦部屋
家賃 65,000円 120,000円
共益費 25,000円 30,000円
食費 45,000円 90,000
生活支援サービス 50,000円 100,000円
介護保険サービス 20,000円 40,000円
合計 205,000円 380,000円

1人では20.5万円が、ご夫婦だと38万円に。

管理人

ほとんどの場合、家賃・共益費で安くなるので少し低い金額になります

しかし、大きくは変わりませんのでほぼ2倍と思っても良いでしょう。

住宅型有料老人ホームも毎月の利用料は同じような金額になります。

また、入居する際の費用としてサ高住であれば敷金住宅型であれば入居一時金が必要になります。

◆敷金・・・・・・家賃の2~3か月分
◆入居一時金・・・0円~500万円

だいたいの目安ですが、これらの金額が必要です。

管理人

住宅型有料老人ホームの場合、入居一時金がもっと高額のところもありますが、大抵は500万円以下となっています

初期費用を抑えるという意味ではサ高住の方が安くなるので、その点も覚えておくと良いでしょう。

ご夫婦で入れる老人ホームを探してみる

夫婦で入居するときに気を付けておきたい3つのポイント

どのようなタイプの老人ホームから探せばよいのか。費用はどれくらいか。大まかな部分がわかったところで次は留意点をお伝えします。

これを知ることで入居したあとに「そんなハズじゃなかった、、、」なんて失敗を割けることができます。

主に気を付けていただきたい点が3つ。順にご説明していきます。

留意点①介護度が違う場合は軽い方へ負担がかかる

これは実際に入居していた方たちからの声ですが、ご夫婦で入居した場合、介護度の軽い方へ負担がかかってしまいます。

管理人

夫婦がゆえに、何かあれば手を貸してしまう状況があるからです

介助の必要があればスタッフが行うのですが、

◆スタッフを呼ぶのは申し訳ない
◆妻(夫)に頼むのが1番早い
◆気軽に頼める

こういった理由で、なにかと配偶者への負担がかかります。

長年連れ添ってきたからこそ、手を貸してしまうのでしょう。これは老人ホームに入ったからと言ってなかなか変わりません。

そのため、介護度が大きく異なる場合は軽い方へ負担がいってしまうことを覚えておきましょう。

留意点②どちらか亡くなると2人部屋を出なくてはいけない

2人で生活していると必ずどちらかが先立ってしまいます。

家族

こういう時って別の部屋に行かなきゃいけないの?

この判断は施設によってマチマチですが、ほとんどの場合、1人部屋に移るなどの案内があります。

これは施設側の事情になりますが2人部屋のニーズは高いので、なるべく多くの方にご案内したいでしょう。

◆亡くなってから1か月後
◆次のご夫婦が入居する〇月△日まで

など、準備期間を設けたうえで移るよう言われることが多いです。

留意点③自立で入れるところは介護度が高くなると退去になることも

住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅のなかには介護の認定を受けていない(自立)の元気なかたでも入れるところがあります。

元気なうちから24時間体制の見守りがある施設に入れることが大きな魅力ですが、介護度が重くなると退去となるケースがあります。

管理人

特に「自立の方でも入居可」といった文言がある施設の場合、介護度の重い方の受け入れを想定していないケースも

そのため要介護4・5になると退去を案内されることもあるので、入居前に、、、

◆退去の要件
◆要介護4・5の人はどのように生活しているのか
◆退去が必要な場合、どういったところを案内してくれるのか?転居先に困らないようフォローはあるか?

こういった点を確認しておくと良いでしょう。

夫婦で老人ホームに入ることのメリット・デメリット

いままでを踏まえ、ご夫婦で老人ホームに入ることのメリット・デメリットを整理していきます。

ご夫婦で入ることのメリット
◆長年連れ添った関係を継続できる
◆別々に入居するより若干だが費用が安くなる
◆家族としては、面会や施設との連絡も1か所で済む

やはり今までの関係を続けられることが1番大きいです。

経済面など色々なことを理由に夫婦での入居を断念した方は多いです。ですが、離れてからもお互いを気にしながら生活する方たちが非常に多いです。

そういった意味でも、今までどおりの距離感を続けやすい夫婦での入居は2人にとって大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

ご夫婦で入ることのデメリット
◆数がそこまで多くないため、思ったタイミングで入居できないことも
◆自宅よりも部屋数が少なくなるため、どんな時でも同じ空間で過ごさなければならないことも
◆どちらか片方でも介護度が重くなると退去となるケースも

住宅型やサ高住でも夫婦部屋を用意しているのですが、1施設に10部屋20部屋とある訳ではありません。

ほとんどは5部屋ほどですので空床がないことも。

そのため気になる老人ホームを見つけたとしても、思ったタイミングで入居できないこともしばしば。

また、せっかく入居できたとしても、介護度が重くなることで退去を案内されるケースもあります。

管理人

退去については入居前に必ずチェックするようにしましょう

夫婦で入居できる老人ホームを探すときの3つのポイント

住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅も各地にたくさんあるので、どういったところを基準に選んでよいのか迷ってしまうでしょう。

そこで、最後にご夫婦で入れる老人ホームを探すときの3つのポイントについてご紹介します。

ポイント①介護度の重い方に合わせた施設選びをする

ご夫婦で介護度がさほど変わらなければ良いのですが、場合によっては大きく異なることも。

管理人

そのときは必ず介護度の重い方に合わせて選ぶようにしましょう

施設によっては介護度の重い人たちの受け入れを想定した設備・人員配置になっていないことも。

そうなると当然、介護度の重たい方が近いうちに退去となるケースも。

また、設備・人員にそぐわないまま生活することで事故などのリスクが増えることも考えられます。

介護度が大きく違う場合は、重たい方に。また、なるべく終身利用を想定した方が安心して生活できるでしょう。

ポイント②2人が別の空間に入れる部屋(環境)になっているか?

いくら長年連れ添ってきたご夫婦でも、やはり同じ空間で生活を続けることは非常に大きなストレスとなります。

管理人

老人ホームでは自宅よりも間取りが狭くなりますので、当然ながら同じ空間で過ごす時間が増えてしまいます

自宅にいた頃は別の部屋で過ごせていたため、ちょうど良いバランスで生活できていたとしても、老人ホームに移ったことで一緒に過ごす時間は増えます。

これにより互いにストレスを抱えてしまうケースがあるので、最低でも2部屋あるところを選ぶようにしましょう。

リビングと寝室などの組み合わせでも結構です。

常に同じ空間にいることが避けられれば、自宅にいたころと同じような環境で過ごすことが可能となります。

ポイント③あらゆる介護度に対応できるか?

ポイント①にも通ずるところですが、ご夫婦で入居するのであれば対応している介護度が幅広い施設を選びましょう。

管理人

どちらかが急な病気などで介護度が変わることも十分あります。

そうなった時でも柔軟に対応できるような施設であれば安心です。

しかし、介護度が高くなることで退去となることが十分にあるのが住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅です。

特に要介護4・5の重介護者へどのような受け入れをしているのかは必ずチェックしておきましょう。

こうすることで不意な退去が避けられます。

以上が基準となる3点です。

また、これまでの内容をまとめていくと、、、

ご夫婦で入る老人ホームを探すポイント
◆住宅型有料老人ホームかサービス付き高齢者向け住宅から選ぶ
◆要介護であれば介護付き有料老人ホームも可
◆介護度の重い方に合わせる
◆夫婦で別の空間で過ごせる居室(設備)がある
◆幅広い介護度に対応できる

こういった点に気を付けて探していくと良いでしょう。

住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は数も増えているので、以前に比べるとご夫婦で入ることも簡単になってきました。

まずは近くに候補となる老人ホームはあるか確認してみることから始めてみると良いでしょう。

ご夫婦で入れる老人ホームを探してみる