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『生活保護でグループホームに入れるんだろうか?』
『普通のグループホームと何が違うの?』
『どうやって探したら良いんだろうか?』

など色んな相談を受けてきました。

認知症の方が自宅に近い雰囲気で暮らせる施設がグループホームです。

生活保護で入居できるイメージはあまりないですが、認知度の割に数が多く、保護を受けながら入居している人も結構います。

管理人

今回は生活保護の方がグループホームに入る際に知っていただきたい点についてご紹介します

この記事でわかること
◆生活保護を受けながらグループホームに入れるのか?その理由
◆世帯分離や住民票を変える必要はあるのか?
◆生活保護OKのグループホームの探し方

こういった内容が理解できます。

生活保護の指定を受けているグループホームであれば入居可能

全てのグループホームが生活保護OKとしているわけではありません。

では、何を基準にしているかというと「生活保護法指定介護機関」の指定を受けているかどうか、になります。

管理人

ざっくり言うと、所定の申請を役所へしてOKを貰うことで生活保護の方でも受け入れができるようになります

この指定を受けると「生活保護法指定居宅介護事業者」として名乗ることができ、その標識を見えやすい場所に掲示することが定められています。

家族

じゃあ私たちにも見えるようになっているのね

だいたいは出入り口のところに掲示されています。

指定を受けている・受けていないグループホームの違い

では、指定を受けている所とそうでないグループホームではどのような違いがあるのでしょうか?

管理人

そこまで大きな違いはありませんが、料金の部分で異なる点があります

毎月かかる費用 金額
家賃 55,000円
水道光熱費 25,000円
管理費 15,000円
食費 50,000円
介護保険自己負担分 25,000円(介護度により変化)
その他雑費 10,000円
合計 180,000円
入居時にかかる費用 金額
入居一時金 約300,000円

通常のグループホームではこのような料金体系になっています。

しかし、前述の指定を受けるためには家賃や入居一時金を一定以下にする必要があります。

管理人

家賃を生活保護の基準内に収めていることが、生活保護OKのグループホームの第1と言えるでしょう

そのため、上の表の「家賃」の項目が役所で定める生活保護の「住宅扶助」以内に設定されています。

地域によって住宅扶助の金額は変わりますが、単身世帯なら35,000円~55,000円ほどでしょう。

家族

生活保護でも入れるグループホームは、この家賃の部分が安く設定されているのね!

また入居一時金も、場合にってはグループホームによっては50万円以上することも。

しかし生活保護OKのところであれば、20~30万円に収まるよう価格が設定されています。

管理人

大きな違いは「家賃」や「入居一時金」の金額だけです

生活保護の方でも入れるからといって、人員基準が手薄だったり設備があまり整っていない、、、なんてことはありません。

また、グループホームのなかでも

◆入居者全員が生活保護のグループホーム
◆一部の枠で生活保護の方を案内しているグループホーム

この2種類があります。割合としては後者が多いです。

収入によっては入居費の全てを賄ってくれる

仮に生活保護を受けた状態でグループホームに入居した場合、基本的にほとんどの費用は保護費で賄ってくれます。

管理人

「基本的に」とするのは、収入に応じて支払いが生じるシステムがあるからです

生活保護といっても収入が全くない人もいれば、年金で5万円貰っている人も。

制度上、収入のある人には相応の負担をしてもらうことになっているので、無理のない範囲で自己負担するようなシステムになっています。

ただ、年金などの収入が全くない場合は、保護費で全て賄ってくれます。

家族

それならグループホームに入っても大丈夫そうね!

場合によっては住所変更や世帯分離が必要なケースも

働く世代や収入のある人と同居していた状態からグループホームに入居する際、住所を変えたり世帯分離をする必要が出てくる場合も。

管理人

せっかく生活保護OKのところに入れたのに、保護が受けられないことも、、、

収入のある人と同居や世帯を一緒にしていると、同居人(世帯人)がグループホームの費用を負担できると役所から思われてしまいます。

その負担が苦でないなら構いませんが、もし支払いが厳しいなら住民票をグループホームに置いたり世帯分離しておく必要があります。

夫婦での世帯分離は厳しくチェックされる

夫婦2人で暮らしていたが、どちらかがグループホームに入居というパターンもあると思います。

夫婦ともに既に生活保護を受けているのであれば問題ありませんが、仮に入居とともにグループホームに入り、どちらかだけが生活保護を受けるのであれば注意が必要です。

管理人

親子の世帯分離は割と簡単に認めてくれますが、夫婦の場合は厳しくチェックされることも、、、

親子の場合は住所を変えて世帯分離して、そのまま生活保護を受けてグループホームに入居が容易です。役所もそこまで厳しく見ていきません。

しかし夫婦となると話は変わります。

普通、夫婦の「住所が別になる」「世帯が離れる」のは離婚以外にないからです。

管理人

離婚はしないけど、住まいと家計を離す必要があるのか?と、親子より厳しいチェックが入ります

生活費に余裕がない、などの理由があれば最終的に片方だけ生活保護、という形を認めてくれるのですが、役所の人から通常より詳しく聞かれたりするので時間がかかることも。

地域密着型サービスのため他の市区町村に入居することは出来ない

忘れてならないのがグループホームが地域密着型サービスということです。

管理人

これはA市に住んでいる人はA市にあるグループホームにしか入居できない、というものです

この制度の詳しい解説は地域密着型サービスとは?にありますが、基本的に同じ自治体のグループホームでないと入居することができません。

そのため生活保護OKのグループホームを探して他の自治体まで候補を広げていく、、、というのが難しくなりますので覚えておくと良いでしょう。

生活保護でも入居できるグループホームを探す方法は主に2つ

では生活保護OKのグループホームをどのように探したら良いか、ご紹介していきます。

効果的な方法は2つ。

◆生活保護の担当(ケースワーカー)に聞く
◆老人ホーム検索サイトで探す

これらを軸に候補を探していくのが良いでしょう。

生活保護の担当(ケースワーカー)に聞く

まずは生活保護の担当(ケースワーカー)に聞くのが1番手っ取り早いです。

役所であれば生活保護でも入れるグループホームを把握しているので、そこから情報を聞き、候補となる施設を絞っていく方法です。

家族

これなら無駄なく探していけそうね!

もし既に生活保護を受けているのであれば担当がいると思いますので、その人に聞くのが確実です。そして情報を教えてくれる確率も高いでしょう。

しかし、まだ保護を受けていない場合は、あまり積極的に教えてくれないことも。

管理人

役所のホームページなどに一覧などあれば別ですが、そうでない場合、情報を出し渋られることもあります。

生活保護の部署はどこも多忙ですので、生活保護でない人にも平等に教えている時間がなかったり、そもそも内部情報として関係の無い人には教えてくれないことも。

ひとまずは生活保護の部署に問い合わせてみるしかないのですが、あまり情報を教えてくれないこともあることを覚えておきましょう。

老人ホーム検索サイトで探す

もし役所で十分な情報がもらえなかった場合はネットを使って探してみると良いでしょう。

老人ホームを検索できるサイト を使うことで、生活保護でも入居できるグループホームを見つけることが可能です。

管理人

こういったサイトを使うメリットとして、時間や曜日、場所を問わないことがあります

役所ほど情報に網羅性はないかも知れませんが、時間・場所を気にせず使える手軽さは有難いです。

まずは役所に聞いてみるのが確実ですが、仕事の都合などで難しいときにはサイトを覗いてみると良いでしょう。

【注意】生活保護OKのグループホームは枠が空いてないことも

以上が生活保護でも入れるグループホームの説明になります。

ですが、生活保護の高齢者も増えています。

それにともなって、生保OKの枠の競争が激しくなっているのも現実です。

管理人

そのため、入りたくても入居できない可能性が、、、

生活保護の枠は人気が高いので、思うようなタイミングで入居できないことも考えられます。

そのため、生活保護で、かつ割と空床がみつかりやすい老人ホームを同時に探しておくと良いでしょう。

生活保護でも空床の見つかりやすい老人ホーム
◆介護老人保健施設
◆介護付き有料老人ホーム
◆住宅型有料老人ホーム
◆サービス付き高齢者向け住宅

グループホームと同時に、こういった施設も探していくとスムーズに入居しやすいです。

まずは役所に問い合わせてみつつ、老人ホーム検索サイトを使うとさらに効率的です。

管理人

検索サイトには「生活保護可」と書かれていなくても枠を設けているところもあります

役所と検索サイトの情報をうまく組み合わせることで、時間短縮しつつ希望に沿った老人ホームを見つけることができるので、是非とも活用してください。