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皆さんも日常生活のなかでデイサービス名の載った車両が地域を周っている場面を見かけたことがあるかと思います。高齢化が進むなか、いま最も各地で新設されているサービスです。

至る所に事業所がありますが、提供されるサービスはマチマチです。それぞれ高齢者や家族のニーズに合わせ、工夫を凝らしたケアが展開されています。

しかし、車両や送迎している場面を見かけることがあるものの、実際にどのような内容になっているのか知る機会は少ないと思います。そのため、今回はデイサービスの中身についてご紹介したいと思います。

サービスの内容

デイサービスとは、日中を事業所で過ごし趣味活動や入浴、運動などをしながら、その日のうちに帰宅する日帰りのサービスです。送迎もあるため足腰の悪い方や交通の便の悪い地域でも支障なく通うことができます。

女性であれば手芸や絵画などの趣味活動を他利用者と楽しんだり、男性であれば将棋や麻雀をされている方が比較的多いです。それ以外の時間も、利用者同士あるいは職員も間に入りながら会話を楽しんだり、体操などの運動によって身体機能の維持・向上も図っています。

日中はスタッフがしっかりとケアしてくれることや、入浴も可能なことから、在宅介護をしている家族の息抜きのために利用する選択肢もあり、多くの方に利用されているサービスと言えます。

 

3つのタイプに大別される

一言でデイサービスと言っても中身は事業所ごとに様々です。非常に細かいニーズに特化した事業所も各地にありますが、そのなかでも大きく分けると3つのタイプがあります。

タイプ 提供されるサービスの中身
一般的なタイプ 運動や趣味活動、個別のレクリエーション、時には外出などのイベントを行います。1日滞在(9時~16時)とする所が多く、定員も20~30名ほどです。
リハビリ特化型 文字通り、リハビリを重点的に行うデイサービスです。ジムに置いてあるようなマシンを活用しながら身体機能の維持・向上を集中的に行います。半日滞在(9時~12時or13時~16時)とする所が多く、入浴は原則出来ません。定員は10名ほどです。
民家型 自宅を高齢者が集団で生活できるよう改築したデイサービスです。定員も10名ほどで非常にのんびりとした雰囲気のなか各々がやりたいことを楽しみます。庭には畑などがあり栽培も可能です。

これ以外にも柔道整復師によるマッサージを特徴とする所や、言語聴覚士のリハビリを受けることのできる所などさまざまな特色があります。

 

介護度のよって料金が異なる

ホームヘルパーは介護度に関係なく、提供したサービス内容と時間によって一律に料金が設定されています。それとは対照的に、デイサービスでは介護度によって料金(料金体系)が異なります。これは、介護度が重くなるほどスタッフのケアを多く必要とするからと考えられています。

料金体系が要支援(1・2)と要介護(1~5)では異なります。また、介護度に比例して料金も高くなる傾向にあります。具体的にどのような仕組みになっているでしょうか。

 

要支援の場合

要支援の場合は1か月での定額制です。月に何回利用しようが料金が一定です。
※ただし、暗黙のルールで「要支援1=週1回まで」「要支援2=週2回まで」という決まりがあります。そのため月4回あるいは8回ほどの利用が限度になります。

介護度 料金(1か月あたり)
要支援1 2000円
要支援2 4000円

この料金に加え、食事をすれば1食500円程の料金が加算されます。そのため、要支援1の人が月4回利用した場合は 2000円+500円×4食=4000円となります。

表の料金はあくまでの平均的な値段です。事業所によって人員を手厚くしたり、体制を整えていると料金が加算されることがあります。

 

要介護の場合

要介護の場合は1回あたり〇〇円という計算方法になります。限度額の関係で限りはありますが、範囲内であれば何回でも通うことが可能です。

介護度 料金(1回あたり)
要介護1 800円
要介護2 950円
要介護3 1100円
要介護4 1300円
要介護5 1450円

これに食事や入浴などの加算がされます(入浴は1回50円ほど)。

要介護3の方が週3回(月12回)利用し、食事や入浴を行った場合の料金は…
(1100円+500円+50円)×12回=19800円/月となります。

 

施設に入居している人デイサービスの使い方

サ高住や住宅型有料、ケアハウスなどのサービス外付けタイプの施設に入居している方の多くはデイサービスに通われています。施設内だけの生活に留まらず、外へ出る機会を設けることで機能の維持・向上や日常にメリハリを持たせることが可能となり、それら効果を期待して利用している方が多くいらっしゃいます。

施設にデイサービスが併設されている場合も多く、移動の負担も少ないためそこへ通っている方が多いとは思いますが、先ほどもご説明したように多様なサービス形態が各地にありますので、自分のニーズに合った事業所へ行くことをオススメします。

外へ出掛けることで明日を生きる活力を得ている方が非常に多くいらっしゃいます。施設とは違った人間関係などを持つことが出来ますので、デイサービスの効果は大いに期待できます。

(リンク)老人ホームでリハビリを受けるには?

(リンク)通所リハビリ(デイケア)とはどんなサービスか?

 

見学や体験も大歓迎

地域の方からデイサービス利用を検討している旨の相談を受けることが非常に多くあります。しかし、どういった所なのかわからないことで足が遠のいてしまう方も同様にいらっしゃいます。

このような方たちにご案内しているのですが、デイサービスは見学や体験がいつでも可能です。まずは1度実際に利用されている方の様子や雰囲気を味わってもらうことで、より具体的なイメージが湧くため実際に足を運ぶよう提案しています。

既に利用している方と同じような形で1度体験することも可能ですし、他利用者やスタッフと同じ空間を過ごすため、利用後に「やっぱり自分には合わない」とキャンセルするリスクを減らすことも可能です。

料金も体験であれば食事代のみ(500円前後)で利用が出来ます。気に入らなければお断りすれば良いだけですので非常に有効だと思います。なかには5カ所ほど周って決める方もいらっしゃいますので、検討してるようであれば直接デイサービス事業所へ連絡してみてください。